しっかりした検査ではなく健康診断とかでパパっと終わる聴力検査
あれ結構はっきり聞こえますか?
あれがどういうどれくらいの音なのか説明します。
聴覚検査
聴力検査と言ってもいろいろあります。
おそらく私たちがよくするものは純音聴力検査の気導聴力検査という種類だと思います。
気導っていうのは普通に聞く音ですね。耳から入り鼓膜を通して聞くと言ったらよいでしょうか?
気導検査ではないものを骨導って言います。これはこめかみ辺りに機械をつけて骨を伝わって聴く音の事です。
気導に問題があり音が聞こえにくい人には活用できる方法です。
他にも「ピー」という音ではなく「か・と・し」みたいな感じで仮名文字を聞く検査だったり、音を出してその脳波を評価する検査があったりします。
そんないろんな検査がある中で誰もがしたことあるであろう検査は
選別聴力検査と言われています。
こんなやつですね↓
この検査は簡単に言うと、簡単な検査です。
この検査で問題があったらより精密な検査しましょう~ みたいに問題のある人と無い人を選別するスクリーニングみたいなものです。
だからぱぱっと早く終わるんです。
この検査は基本的にはどこでも同じ音の高さ、大きさで検査します。(例外もありますがここでは省きましょう)
検査時に私たちが聴いている音は2種類
1000Hz(ヘルツ)・30dB(デシベル)
4000Hz(ヘルツ)・30dB(デシベル) の2つです。
Hzは周波数、音の高さ
dBは音圧、音の大きさを示します。
じゃあそれぞれの音がどれくらいのものなのか。
1000Hz・30dB
この音は私たちが聴くとしたらささやき声程度の大きさです。
図書館とかで人と話すときの音量ぐらいでしょうか。
この音が聞こえなかった場合は慢性中耳炎が疑われます。
4000Hz(ヘルツ)・30dB(デシベル)
この音は先ほどと同じ30dBですが4000Hzなので高い音になります。
だいたい会話で使われる周波数が250~6000Hzぐらいです。
4000Hzというのはその中でも高い音。主にサ行やタ行の音は高いです。
この音が聞こえない場合は騒音性難聴が疑われます。
騒音性難聴はまず4000Hzが聴こえにくくなるという理由から選別検査ではこの音を検査するわけです。
騒音性難聴
騒音性難聴っていうのは長期間大きい音に曝されることによって耳の中の音を聞く有毛細胞というのが傷つくことで生じます。
この有毛細胞は回復が難しい細胞のため一度重症となるとほぼ回復しないと言われています。
どのくらいの騒音から問題となるのかというと
80dBを1日8時間、1週間に40時間以上と言われています。音が大きくなればその分時間も短くなります。
80dBはパチンコ店内や電車内がこの音量と言われています。
まあ週に40時間もそこにいる人は少ないとは思いますが・・・
ちなみにコンサート会場は100~110dBとされておりよく行くという人は結構リスクが高くなります。
電車内が80dBといっても車内で音楽を聴いている人はそれ以上の音量で聴いている訳なのでよりリスクが高いです。なのでノイズキャンセリング機能が付いているものがお勧めです。
車内でなくても爆音で聴いている人もいますが将来ほぼほぼ高音が聴こえなくなると思います。
イヤホンやヘッドホンの音量は隣の人と会話できる程度の音量が適切です。おそらく60~70dBぐらいになります。外さないと聞こえない音量は大きすぎるっていうことですね。
リスクがないとされている80dBより小さい音では75dBの掃除機とかがイメージしやすい音でしょうか。
聴力とは生涯関わっていくものです。騒音性難聴は早めに気が付くことができれば進行を止めることはできます。
確かに大きい音量での音楽って気持ちが良いという時もあると思います。大きい音を聞いた後はしっかりと耳を休ませるようにしましょう。
以上になります。
たぶん詳しく説明すればいくらでも長くなります。
しかし私が長い記事が嫌いなのでこれくらいで終わります(´・ω・`)
ここまで読んでいただきありがとうございます。
聴力検査の選別検査がどれくらいの音なのかという記事でした。
ではでは(´・ω・)ノシ
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