防衛機制
防衛機制とはストレスや受け入れがたい状況によって心の平衡状態が失われたときに無意識に不安を軽減する心理的な反応のことです。
要は身を守るためにやっちゃうことですね。
これは良いように働くこともあれば悪いように働く時もあります(´・ω・`)
中には病的なものもあれば普段から私たちが何気なく行っている行動も含まれます。
フロイトが親子で研究したもので、いくつかあるんですがそのうちからいくつかを紹介します。
抑圧
嫌な出来事を心の奥底(無意識)に閉じ込め、忘れてしまうこと。
逃避
嫌な出来事に立ち向かわず、できるだけ関わらないように逃げたりすること。
試験の前に掃除を始めたり、腹痛を訴えたりなどの現実逃避みたいな(´・ω・`)
退行
幼児期のように振舞うこと。
アニメとかでたまにありますが大きなストレスを受けて赤ちゃんみたいになってしまうようなもの。
弟が出来て親の関心が自身に向かわない時に再びおねしょをしたりして興味を引こうとする「赤ちゃん返り」もこの退行の１つとされています。
置き換え
自身の要求が満たされなかったときに別のもので満足すること。
コンビニに行って欲しい具材のおにぎりがなかった時に別のものを買って満足するときとか。
もしここで「おにぎりなんて欲しくなかったから」みたいな感じの考えになっていたら「否認」になるのかなと思います。
投射(投影)
自身が相手に向けている感情を相手が自身に向けている感情と考えること。
「私がアイツのことを嫌っている」→「アイツが私のことを嫌っている」と思い込むこと。
昇華
社会的に認められない欲求や感情を社会的に受け入れられるものに置き換えること。
性的な欲求を歌や詞にしたり、絵にかいたり。
たまにそういう歌があるのはこういうものが影響しているのかもしれません。春画とかも。
補償
何かで劣等感を感じる時に別のもので補うこと。
勉強ができないからスポーツで。リアルが充実しないから仕事で成果を！みたいな。
反動形成
本心で思っていることと反対の行動をとること。
嫌いな相手に対して親切に接したり、好きな相手に素っ気ない態度をとること。
同一視
他人の長所や能力をまねして自身を高めようとすること。
尊敬する人や好きな人に憧れる中、自分にはその夢が叶わないのでその人と同じ服装、格好して満足すること。
ということで以上になります。
結構無意識でやっていませんか？無意識で働く感情なので当たり前なんですけどね(´・ω・`)
他にもいろいろあるんですがキリがなくなっちゃいますし本によってはさらに細分化されているものもあってややこしいし説明しにくいものもあるので。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
人間無意識のうちに自分を守っているんだよというお話でした。
ではでは(´・ω・)ﾉｼ
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